十六回 VS大分緑葉
試合ができないほどの雨が止んだ翌日愛豊高校と国際信州大信濃付属高校の試合が行われている。
監督からは、三鵜島先輩は万が一を取って休ませるという旨の話が合った。誰もが拒否はしないなぜならその本人からの申し出があったそうだ。そして、先発は山本先輩がそして僕は、何故かサードの守備位置でスタメンのようだ。つまりスタメンは以下ようになった。
北明高校 投打
1 中 小林 左投左打
2 遊 文山 右投両打
3 右 峯井 右投右打
4 一 三浦 左投左打
5 左 諏訪野 右投左打
6 二 涌井 右投左打
7 捕 野村 右投両打
8 投 山本 右投右打
9 三 岸部 右投右打
疑問に思ったものの監督に聞く気にもなれなかった。その後すぐに試合が終わり移動を始めた。
愛豊対国信大信濃は、愛豊2-4x国信大信濃出国信大信濃が逆転が勝ちを決めた。
次は、うちらの番だ!!そう覚悟を決め甲子園ベンチに入った。二回戦ということもあり観客の数も多い尚且つスカウトらしき人も結構いる。そういった人へのアピールの場にもなりうるこの場において先輩達に恥をかかせるわけには行かないと何時もより集中しプレイすることを心に決めた。
そして、キャプテンの声でホームに整列し試合を始めた。
大分緑葉の先攻で始まった。試合は山本先輩が淡々と三振の山を築いていった。それに対し攻撃は相手のエース今川投手に押されているかくいう僕も三振に抑えられた。
しかし5回に山本先輩が伊根選手にツーランホームランを打たれると続くバッターに連打を浴びてツーアウト満塁になると監督はすかさず僕にマウンドに行くよう指示をした。
肩を何とか温めいざ投球するとMAX130kmが出ていた。ストレートとカーブ時々スライダーを織り交ぜ三振の山を量産していく。僕は今の僕を止めれる奴はいないそんな自信に満ち溢れていた。
クリーンアップの内金選手伊根選手今川選手を三球三者連続奪三振を記録した。その裏セントバッターである僕は、勢いそのままにヒットを放つと倫太郎君がレフトへの長打を放つと文山先輩が頭すれすれに死球が当たりデッドボールでランナー満塁になると峯井先輩がヒットで僕を返すと続くと智弘は、長打で返すと僕と倫太郎そして文山先輩を返す逆転のツーベースヒットを打つと諏訪野先輩がヒットでさらに得点を追加して2-4にするものの続く涌井先輩そして野村先輩がキャッチャーフライそして山本先輩がライトフライで3アウトチェンジだ。
守備で勢いづいた大分緑葉は、ノーアウトランナー一二塁塁のチャンスを作るもゲッツーでチェンジする。
その後は、互いに無失点に抑え何とか勝ち切った。
123 456 789 R H E
大分緑葉000 020 000 2 12 0
北明 000 040 00X 5 15 0
勝 岸部 負け今川
大分緑葉 H 伊奈 投手 今川
北明 H 投手山本ー岸部
何とか大分緑葉に競り勝った。ギリギリの戦いで勝利をもぎ取った。
次は、富山第一と銚子水産の勝者と戦う。どちらも優勝経験のある古豪チームだ。
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