あかりの花束
今日が今日が終わり始める
明日が明日がまた始まるの
月が月が登り始める
闇の頂上へゆっくりと
街が町が輝いている
光灯されて華やかに
闇が闇が黒を深める
光と逆に真っ暗に
僕の心みたいに
此処から僕の心から
見えるこの街の姿は
誰かの人生の一瞬を
照らす小さな霞草
誰かの日常を映し出す
僕に伝わるこの光
まるであかりの花束
夜が夜が深まってゆく
明日の気配が濃くなって
月は月は登り終わった
そらの頂上でひとやすみ
街は街は暗くなってた
いつの間にか明かりは消えた
闇は闇は広がっていた
光が消えたからじんわりと
僕の涙みたいに
彼処から君の心から
聞こえるこの町の余韻は
誰かの安らかな眠りを
歌う大きな彼岸花
誰かの夢を響かせる
僕には聞こえるこの音は
まるでゆめの花束
君の心みたいに
僕の言葉みたいに
君の笑顔みたいに
僕の涙みたいに
此処から僕の心から
見えるこの街の姿は
誰かの人生の一瞬を
照らす小さな霞草
誰かの日常を映し出す
僕に伝わるこの光
まるであかりの花束 ああ
彼処から君の心から
聞こえるこの町の余韻は
誰かの安らかな眠りを
歌う大きな彼岸花
誰かの夢を響かせる
僕には聞こえるこの音は
まるでゆめの花束
誰かの記憶の勿忘草も
誰かの小さなの霞草も
誰かの悲しみのアネモネも
誰かの恋の薔薇の花も
みんなみんな一つに束ね
僕が君へ贈ります
誰かの一瞬を語り継ぐ
あかりの花束を!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます