姿なき 友の自宅の 春の宵

姿なき 友の自宅の 春の宵


 〇 〇 〇


 友人の急逝を知らされ自宅へ駆けつけました。

 すでに布団に寝かされていた遺体に愕然としましたが、いろいろと忙しかったのでしょう。ご両親に二階の部屋へ通され「遺影の写真を選んでもらえるか?」と、アルバムをどっさり手渡されました。


 近所に住む別な友人が来てくれるまで、しくしく泣きながら写真を見てましたよ。ああ、かなしかった。

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