第21話

夏視点


優が倒れたと聞いて、すぐに向かった。


そこには優の手を繋ぐ春がいた。


私は胸がどきりすると痛みを感じた。


この痛みの理由は分からない。


だけど、大切な憧れな人が奪われてしまうような不満感があるのははっきりと分かっている。


「・・・」


そして、倒れている優の横にいる妹さんを見て



妹さんは私達に苦しめられて今も寝ているのに、その苦しめた犯人が大切なお兄ちゃんを取ってしまうかもしれないことに深く罪悪感を感じていた。

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