第32話…どさくさまぎれ②
彼女達の服選びが始まる。
「これどーなん!?」
「嫌!色が地味すぎん!」
「やっぱ!オソロが良いけどな!」
「清ちゃんはどー思う!?」
俺には……嫌な予感が……。
低身長の俺に対して、からかう意味でオソロの服を着させると言う予感があったのだ。
……彼女達は純粋にペアルックしたいだけだったが……
色々見て回ったがこのお店では何も買わずに次のお店に向かった。
俺はとりあえずホッとした。
次に向かったのは雑貨屋だった。
雑貨屋には色んな物が置いてあり俺達の目を楽しませてくれたんだ。
「これ可愛いぃ〜」
と口々に言う。
俺はとりあえずコーヒーカップを手に取って見ていた。……すると、
「それ可愛いやん」
と加奈子が言う。………俺は、
「そうだろう (*´ω`*) 」
とドヤ顔で言った。……すると、加奈子が
「これオソロで五人分買おう」
と言う。休憩時間にこのカップで飲むらしい。
……心の中で昼休憩は常に一緒だし仕方がないと思うしまぁ!5人揃うのは週末だけだから良いか!と思う俺であった。……
雑貨屋さんではコーヒーカップを買いそのお店を出る事に……
次に目指すのはレディースからメンズまで取り揃えているお店にだった。3軒目ともなると流石に脚が疲れて来ていた。俺は
「ちょっと休まない!?」
と聞いて見る!すると!
「このお店を見てから休憩しようよ」
と言われ仕方無くお店に入店した。
彼女達があーでもないこーでもないと見ている横で俺はメンズ物のTシャツを見ていて、とても良い物を見つけたのだった。
俺は心の中でこれが欲しいと思いながら彼女達にずーっとアピールを続ける俺であった。
……どさくさまぎれ③に続く
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