第15話…由紀子とデート②
その日の仕事は結構ハードであった。
朝4時半に起床して身支度をしておにぎり1ケ食べ牧場に向う。
朝5時半に、牧場に着いたら服を作業着に着替えてから搾乳を行うと同時に牛のご飯を食べさせたり授乳させたり、牛舎の掃除や搾乳器の掃除も行う。
作業が終わるのは朝の7時ぐらいだった。
牛舎の作業が終わると今度はレストランの厨房のヘルプを行う訳だが!由紀子との約束した日はレストランの予約が満席状態の日だった。
朝7時に厨房に入りまずはご飯を炊き始める。
ここまでは殆ど休憩がないので結構疲れたりしているから、由紀子の声は私のビタミン剤と言う所だった。
約1000人分のご飯を炊き終わると暫く予約のお客様が来るまで暫しの間由紀子と会話をしていた。
「なぁー今日なー浴衣にしようと思ってる」
「そーかぁ!楽しみやなぁ!!」
そうこう会話を楽しんでいるうちに
予約の第一陣が来た。厨房はてんやわんやになる。
「ご飯200用意して……!!」
俺の居る観光牧場のレストランのメインはジンギスカンで、とても人気があったんだ。
俺と由紀子は200個のご飯をよそいだ
すると続けて
「ご飯300用意して」
そう!もう一つの団体が入って来たんだ
レストランのホールにはアルバイトが大勢居て接客を担当していた。
我らの仲良し5人組は何時も厨房だったのも仲良くなった理由のひとつであろう。
500人の団体が終わればアルバイト全員で次の500人に対応する。
食器をすべて30分以内に洗わないと行けない。
俺と由紀子は無言で仕事をこなした。
そして次の500人分のご飯を用意して
また食器を500人分洗えば、本日のお仕事は終わるのだった。
作業が終わり球型を取れるのは大体3時30分ぐらいだ。
俺と由紀子はいつも同じ時間に休憩を取るのは言うまでもない。
そこで今夜の打ち合わせをしていた。
………由紀子とデート②続く
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