遅咲きのグラムロックに身を任せ春の嵐に狂う花を知る


遅咲きのグラムロックに身を任せ

春の嵐に狂う花を知る



その夜は歯車が合致しただけ

いつも君は空回り

カラカラ鳴っている

いつも僕は空回り

ギシギシ唸っている

僕らはボヘミアン気取りの放浪者

簡単に捨てられる


君は泣いていた

僕は怒っていた

泣いて怒って泣いて怒って

歯車は噛み合った

春の嵐は花びらを撒き散らし

僕らは狂ったように踊りあかした

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る