吾が故郷に地震振るらしも柞葉の母の命は一人し座せど




故郷さと地震なゐるらしも柞葉ははそばの母のみことは一人しせど




 今朝方、九州地方でやや大きな地震があったとTwitter(僕は当該SNSの新しい呼称を用いたくない)で見掛けた。さっそく実家に電話したところ、母は揺れたのには気付いたけれども、大したことはなかったと話していたのでほっとした。

 山上憶良は子に対する情を歌にしたが、今の僕にとって「麻奈迦比尓まなかひに母等奈可可利提もとなかかりて夜周伊斯奈佐農やすいしなさぬ」存在は高齢で一人暮らしの母である。

 地震や台風はもとより、雨などによる自然災害が大きくなりつつある近年、郷里の天気などはいつも気になっている。




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