ハイファンタジーのプロローグ・貴方ならお題を見てどう描く??

天音 朝陽様の企画「ハイファンタジーのプロローグ・貴方ならお題を見てどう描く??」のお題に答えるプロローグだけの物語です。


【お題】


とある王国の王都で剣術大会がおこなわれた。

本来優勝候補だった「傭兵団長ルーヴェント」は一回戦終了時に急用が入り棄権。

どこからともなくあらわれた「美青年剣士ベアトゥース」が優勝した。

美青年剣士ベアトゥースの剣さばきは観客を魅了した。


【以下。大まかなルールです】


個人名は好きな名前に変更してもOKだそうです。


文字数は500~1500文字ほど。


【以下。私が描く物語・プロローグ】


 丑三つ時から遡る事12時間前。……から更に遡る事2時間前。


 ――変態王国の王都「清楚」。


 この日、清楚内では4年に1度行われる剣術大会が既に終わっていた。

 優勝したのはどこからともなく現れたワケじゃなくちゃんと最初から参加していた「美青年剣士」の異名を持つ「弁当ゥース」だった。

 弁当ゥースはただ剣術大会で優勝しただけではなく、その美しい剣捌きと一瞬だけ妖精と見間違えるたわしを使って観客を魅了。……つまりは名実共に優勝するに相応しい人物だったと言えるだろう。


 しかし――


 その優勝に納得をしていない人物が一人居た。それは弁当ゥース本人だった。何故なら――

 優勝候補筆頭であった「傭兵団長」の異名を持つただのおじさん「ルー弁当」が一回戦終了時に、ペットとして飼っている一瞬だけたわしと見間違える妖精が逃げ出してしまったとの報が入り、急いで捕獲しなくてはいけないために剣術大会を棄権してしまったのである。

 弁当ゥースとしては優勝候補であったルー弁当と戦わずしての優勝は不本意……本当に優勝したとは言えず、一回戦で戦った「天才魔道士」の異名を持つ「物理」や、二回戦で戦った「たわし」の異名を持つ「たわし」や、三回戦で戦った「ワルプルギスの昼」の異名を持つ「ワルプルギスの昼寝」といった対戦相手達の顔も名前も覚えていないが匂いだけは覚えているほど不本意だった。


 なので弁当ゥースは翌日にはルー弁当にコンタクトをとり、弁当ゥースはそのままルー弁当に決闘を申し込むのであった。そしてルー弁当もこれを快く承諾、因ってルー弁当と弁当ゥースの真の剣術大会優勝者を決める戦いが明日辺り始まる……というこの1文はちょっとわかり難いので少し省略して推敲すると――


 なので弁当は翌日には弁当にコンタクトをとり、弁当はそのまま弁当に決闘を申し込むのであった。そして弁当もこれを快く承諾、因って弁当と弁当の真の弁当を決める戦いが明日辺り始まる!



 ――というところから物語は始まる感じですかね?

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