亡き時の流れそのまま謳う鳥 見よ廻り出す渦の蒼きを

亡き時の流れそのまま謳う鳥 見よ廻り出す渦の蒼きを


もともとは愛しい恋人の記憶みたいな歌だったのを、改変したら某青い鳥の歌になってしまった。蒼い渦は小泉八雲の『知られぬ日本の面影』の「日本海に沿って」で、奥さんの小泉セツと新婚旅行に行った鳥取県のお寺でケルトの子守歌を歌う女の夢を見たという話のイメージから。女の髪が石畳に落ちてそれがぐるぐるとまわって青い渦になったという、これはすごいファムファタル。

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