第15話逆スイングバイ
「オイ!青い星が落ちて来るぞ!」
「ホピ族の最後の儀式なのか?」
それは嘗てハワイ諸島のあった赤道直下の太平洋のど真ん中に落下した。
が、高度1000KM、900KM・800KM、700KM、600KM、500KM、400KM、300KM、200KM、100KM、0・・・?―1000KM?―2000KM!
ボイジャーは軟着陸用のショックアブソーバーを緊急交換して着水前にパラシュートを開き逆噴射の垂直着水を慣行しながらまるで、船底のような大きな水上スキーに履き替えていた・・・。筈だった。
大気圏に突入した時に逆スイングバイで、進路を北極に変更していたが、市街地へ軟着陸した時に住民に被害が出る事を想定して最後の逆スイングバイをセットされていた。
だが、地球の引力は量子コンピューターの計算よりもそれを遥かに上回り、N極のブラックホールの様な巨大穴に吸い込まれて行った。
「宇宙がアインシュタインの相対性理論で出来て居れば、ボイジャーは必ず帰って来る!
宇宙の果ては地球なのだよ・・・。
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