動かぬ子背負いゆく 手には山百合

動かぬ子背負いゆく 手には山百合


うごかぬこせおいゆく てにはやまゆり


季語:山百合



山百合の花言葉は「荘厳」「威厳」「純潔」「高貴な品性」「飾らぬ美」「飾らない愛」「人生の楽しみ」


町は火の海でした。

やっとの思いで潜り抜け、山に逃げ込んだのです。

背中の子供が、泣きません。

さっきからピクリとも、動かないのです。

私は山百合を摘みました。

花一輪、一体何の役に立つのでしょう?

それでも握りしめずにはいられなかったのは何故なのでしょう?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る