日本開放
@yabu106
第1話始まりの時
中ソ軍により 侵攻される日本 そんな中 自衛隊による政治活動への
武力介入が行われる
しかし戦後も自衛隊等による国家への介入は続いた…
世界大戦の始まり
11月29日
『一度きりの人生は冒険に満ちた旅だから』
そんなの嘘っぱちだ。人生は後悔と妥協の積み重ねで、世界は優しくなんかない。
『貴様は国を揺るがす重罪を犯した!』
「じゃあ、どうしろってんだ?」
『貴様はここで死んでもらう。その命を持って償え』
こんな所で死ぬのか? まだやりたい事だってあるし、家族にだって会いたい。
「死にたくない」
『残念だが、それは無理だな』
俺はここで死ぬのか? 嫌だ!死にたくない!誰か……誰か助けてくれ!!
「うわぁぁぁぁー!!」
………………。
「……夢か」
……またあの時の夢だ。「あの日から、もう何年経ったかな」
俺は五浦海人。元自衛官で現在は日本解放戦線のメンバーだ。
日本を帝国にする?馬鹿馬鹿しい。そもそも日本は民主主義国家だ。
俺はそんなくだらない思想に振り回されて、俺の家族や友人は皆死んだ。
生き残った俺は復讐の為に日本解放戦線に参加した。最初は敵討ちだったが、今では俺が俺として生きるためだ。
今の日本は自衛隊が実権を握っており、俺のような元自衛官が自由に活動できる環境では無い。しかし、上層部に反抗的な元自衛官を纏め上げて日本解放戦線という組織を結成したのだ。
今日はそのアジトで隊員の皆に訓練の指導をしている所だ。
俺の教官としての腕前はかなりのものらしい。日本解放戦線のメンバーは皆、一人前の兵士として戦場で活躍できるように日々訓練に励んでいる。
俺は厳しい訓練を終えた隊員達に次の指示を出す。
今から最終試験を行う。俺達は日本を帝国にする為に行動を起こす必要があるからな。
今日はこのアジトの地下に隠された武器庫からある物を持ち出す予定だ。その物とは…
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