338_おはよう世界

小鳥とは違うさえずり

ゴーっという人工音で目が覚める

時刻は明け方の四時

気持ちがいい音ではないが

この時間のせいだろうか

なぜだろう

悪い気分ではない


夜中に聞こえた無音とは違って

夜中で流してた紛らわしの人工音と違って

寂しくない一人じゃない

そんな気をさせてくれる


僕より早起きでこの世界を

一番に動かしている人がいる


なら僕も動かしてみようか

ほんの少しでも誰かのためになるかもしれない

なんて二度寝で吹き飛ぶような正義


おはよう世界

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る