敵対組織の最強2人は任務で同棲をする~そして初々しいカップルとなる~

竹垂雫

プロローグ 2度目の《大災厄》

初日1話投稿

2日目2話投稿

ラブコメは6話目からの予定です

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かつて世界に《大災厄》と呼ばれる未曾有の危機が訪れた。


それは異世界との接近によって異世界から魔物が渡ってきたことによる大侵攻だった。


魔物は既存の兵器で倒すのは困難だった。

更に魔物は繁殖しない代わりに老衰では死なない。


魔物の侵攻に人類はなすすべなく敗れ……なかった。


異世界との接近によって魔物が侵攻すると同時に人類も力を授かったのだ。


『異能』である。


それは一部の人間にのみ生まれつき与えられる特殊な能力で、体内にある魔力を消費して発動する。


異能には5つの属性がある。


火、水、風、雷、大地の5属性だ。


人類はその力を持って魔物に対抗した。


魔物という共通の敵に対して人類は一致団結して戦い続けた。


しかしそれでも戦況は良くならず少しづつ戦況は悪化していった。


文明も後退し技術も失われた。


しかしとある2つの組織の台頭により戦況は一気に逆転した。


異能力者のみが在籍を許される裏社会の組織

《Blood Element《ブラッドエレメント》》と《Devil's Feast《デビルフィーツ》》だ。


両ギルドは異能力者を集め強力な異能力者同士で婚姻関係を結ばせた。


その結果‶異能力は親から子へと合成され継承される″ということが判明した。


両ギルドはその事実をギルドの上層部だけで隠し強力な異能力者を生み出し続ける。


そしてその子供に訓練を施し強力なギルドを作り上げた。


2つのギルドはその存在を隠しながら戦線に戦力を派遣し続けた。


なぜなら存在がバレれば自分たちの秘密を探られる可能性があると考えたからだ。


人工の異能力者は天然の異能力者の100倍は強かった。


そして戦っていくうちに両ギルドはお互いの存在に気が付き……


同盟を結んだ。


2つのギルドが同盟を結んだ結果魔物はみるみる数を減らした。


世間では『謎の英雄現る』などと騒がれたがギルドの存在がバレることはなかった。


そして両ギルドは結成から50年が経った。


その頃には既にギルドではなく組織と言って差し支えないものになっていた。


それから更に100年が経った。


《大災厄》の発生から200年、人類は魔物の根絶に成功する。


世間は『世界で協力すれば大きいことを成し遂げられる!』『人類は協力できるんだ!』などと騒がれた……




しかし




世界各国は50年は平和を維持した。

しかし50年もあれば文明は元に戻る。


そして世界平和は崩壊した。


豊かになった人類は更なる豊かさを求めて覇権を競い合った。


《Blood Element》と《Devil's Feast》の同盟関係も崩壊し、裏社会の覇権を争い始めた。


再び《大災厄》前の状況に戻ってしまった。


そして更に50年……


地球に再び異世界が接近した。


2度目の《大災厄》が起きたのだ。


世界各国は団結し《大災厄》に対抗する。


《Blood Element》と《Devil's Feast》も協力する。


しかし前回の《大災厄》とは違い異世界は地球の周辺から離れず魔物は次々と侵入してくる。

そのうえ魔物達は以前の10倍強くなっていた。


そして魔物達は新たな性質を身に付けていた。


それは『精霊属性の異能を持つ能力者に集まる』と言った性質だ。


精霊属性とは5種の属性すべてを操ることのできる異能のことだ。


天然の異能力者には290年で数人しか確認されておらずどれも効果は極小規模だった。


人工の異能力者でもその能力を持って生まれることは珍しい。


そして精霊属性の異能力を持つ者は現在3人いる。


《Blood Element》の白銀レイ。


《Devil's Feast》の黒羽ユウ。


《アメリカ政府直属異能力者部隊》のフェイト・スミス。


黒羽とスミスは人間の限界と言われる異能力3つを所持する怪物だ。


そして《Blood Element》と《Devil's Feast》はそれぞれ自分たちの最強戦力、赤花と黒羽にとある任務を与える。


その内容は……



あとがき――――――――――――――――



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