第7話 ご報告
皆様、こんにちわ。
本日は皆様にご報告があります。
長田聡氏が見つかりました。
とある県の山中にて、衰弱死した長田氏の遺体を山菜採りをしていた方が見つけたそうです。警察によると、なんら事件性は無いそうです。
また、長田氏のお母様も度重なる心労によりお亡くなりになったそうです。この場をお借りして亡くなった両名にお悔やみ申し上げます。
これまで長田氏捜索と情報提供にご協力いただいた皆様におかれましては、このような結末を迎えてしまい大変申し訳なく思っております。筆者としましても、皆様に「長田氏の発見と無事」をお伝えできればと思っておりましたが、結果、皆様に予期せぬ心労とショックを与えてしまいました。この件につきまして謹んでお詫び申し上げます。
本作の意義は失われ掲載する意味も無くなりましたが、「長田聡」という1人の人間の痕跡を、そしてその人間の為に大勢の方々が協力してくれた証を残すため削除は致しません。一種の記念碑的作品として皆様の目に留まり続けることを願います。
さて、最後に一つ。皆様にお聞きしたいことがあります。
筆者はこれまで5回に渡って長田聡氏に関する情報を公開し、読者の皆様に長田氏の捜索と情報提供を促してきました。
皆様は本作を読んでどう感じたでしょうか。
皆様は本作を読んでどう考察したでしょうか。
彼はどこに行ったんでしょうか。
彼は何を見たんでしょうか。
彼は何をしたんでしょうか。
彼は何を間違ったんでしょうか。
「商品」って何ですか?
何をトラックで運んだんでしょう?
「作業」って何ですか?
何を処理したんでしょう?
「筆者」って、何者ですか?
皆様それぞれ、十人十色の考察があるかと思います。
真実は分かりません。確証もありません。
ただ一つ、言えることがあります。
皆様は既に、関係者です。
まだ、見つけていないものが在りますよね?
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