楽園追放

落ちる落ちる

滑り出した言の葉が

堕ちる堕ちる

舞い上がれば最期


甘い囁きに乗せられて

喰んだならもう手遅れ

知るべきではなかったと

私達は知ってしまった


口にした果実の色

鼻に抜ける香色

耳に渡った音色

手に残る感触も

目に入れば焼き付く

その鮮烈な赫色を


落ちる落ちる

単純だと嗤われても

堕ちる堕ちる

二人だけの世界

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