第70話 お題【創世のミイラ】【血染めの】【牢獄】
その牢獄は以前から存在している。
二十年そこらではない。
何千万もの大昔からずっとあるのだそうだ。
見たところ特に修復工事も入っていないようだが、良く保っているものである。
その中で、ミイラが一体横たわっていた。
何故か風化せず、悪臭すらせず、そのまま安置されている。
保管状態は大変良い方だ。
それは、創生のミイラと呼ばれている。
それを見守るかのように、墨を流した空には血染めの月が一つ、ぽっかりと浮かんでいた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます