(三)-5
それが目に飛び込んできため、有井は再び大声を上げずにはいられなかった。
二度の悲鳴でさすがに藤並がやってきて、その様子を見た。クローゼットに近づき、乳母車に乗っている赤ん坊の頭を掴んだ。
藤並は一体何をするのか! 赤ん坊の頭を掴むとは! 有井はそう思わずにはいられなかった。
しかも藤並はそこから頭を持ち上げて、それを有井の目の前へと突き出した。次の瞬間、頭の下に付いていた胴体部分が、突然音を立てて床に落ちた。
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます