174 夕飯とエリクスが夜のおつまみを用意する
今日の夕飯は
海老や蟹などの海鮮系焼きそばを作り
そして身体温まる温野菜スープを作った。
「この海鮮系焼きそばっての美味しい」
とエリクスが言う。
メセタも
「同じくである」
チャリオットもユーミルも子供達も
「美味しい」
と言ってくれる。
リッカも
同じく美味しいと言ってくれた。
今日のお風呂は
チャリオットが子供達『マチルダ、アマンダ、リュー』を先にいれてくれた。
チャリオット達が出てきたら
次はメセタ達が入りに行き。
俺達は最後に入る形をとる。
リッカと俺が風呂からあがると
エリクスが冷蔵庫からヨーグルトを取り出して
コンテナからりんご、梨を取り出して
まな板に置いて包丁を上手く使ってカットフルーツを作っていく。
それとは別に
すりおろしりんご、梨も作っておいて
それにヨーグルトを混ぜて
ヨーグルトソースを作っておく。
(ほう……やるなぁ)
と俺は顎に手をやり見守る。
そして皿に盛り付けて
包丁を洗って仕舞う。
皿を持ってテーブルに配膳する時に俺に見られ少し顔を赤くする。
(可愛いなぁ)
と俺がみているとエリクスが近づいてきて耳元で
「やめて兄貴……俺恥ずかしいぃ……」
と更に顔を真っ赤にするエリクスにほっこりする。
(可愛いなぁ)
と俺は思ってしまう。
普段はあまり見れないエリクスの顔を赤くした姿は男の俺でも少し顔を赤らめてしまうほどに可愛いのである。
これはたまに見せるメセタの肉球手で顔を隠して恥ずかしくしてる姿とも似ている。
メセタはメセタで本当に何をしても可愛いからいいのである。
エリクスは普段は可愛いよりもかっこういいが正しいのかもしれない。
俺はきっと
メセタ達と出会っていなければ
今のような生活にはなっていないが
農業はしていたかもしれない。
俺はきっと彼らと出会うために最初この森の奥の池にポチャリと落ちたのであろうと思っている。
メセタが俺の家にやってきていなければ違うような生活になっていただろうな。
それはきっと確かである。
俺はそう思いながらエリクスの作ったフルーツのヨーグルトソース和えを食べながら今テレビを観ている。
今日は木曜の法則というテレビ番組を観ている。
バラエティ番組でこの世界には必ず法則というものが存在するというところからこの番組は始まっていき
クイズ形式でその法則を見抜いていくというバラエティ番組である。
エリクスは冷蔵庫から作り出ししておいた
麦茶を持ってきて
俺達にコップを配膳してくれる。
「ありがとう」
と俺達はエリクスに言った。
エリクスはまた顔を少しだけ赤くする。
(だからそれが可愛いんだってば君は)
と俺と家族はそう思ってほっこりする。
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