167 ピッツァを食べよう
ピッツァが焼きあがったので
皆で食べることに。
大きめの丸い形の食べ物に皆が不思議がる。
「この白いのは?」
「チーズという牛乳を加工した食品だよ」
「あ、市場で見かけてことあります!異国の加工食品だって市場の人が言っていました」
「マル牛からもチーズは作れるのでしょうか?」
「どうなんだろう?マル牛の乳脂肪分にもよるけど……それと攪拌装置とか色々な機材がいるからなチーズとかの酪農ってのは」
聞きなれない言葉に皆が首を傾げる。
これはきっと『酪農』が浸透していない感じだな。
「酪農は牛、豚、鳥などを飼って……さらに農業も営む事を基本は指すんだよ」
そしてそれらを加工して市場などにも卸してくれる人達のことを酪農家という。
ただ牛、豚、鳥を飼うだけでなく
それから取れる卵、肉、乳の加工をする
そういった業者のことを
『酪農業者』という。
そこまで説明した上で
ピッツァを食べる。
「チーズっての濃厚で美味い」
「この薄ら肉なのに変なのは」
「ベーコンっていう燻製品だよ」
「燻製?」
「『チップ』って物と肉を燻して作って保存用にするのが燻製ってやつだね」
メセタが
「燻すということは直接火を直火で当てないということですか?」
「まあそんな感じだと思う……作ったことは無いからこれは願ってだしたらこんなのが出てきたけど」
と元のベーコンを見せると
「長!?量多い!?」
とエリクスが言う。
リッカも
「これだと結構値段しますよね」
と言うが実は結構リーズナブルなお値段であった。
「俺の元いた世界の通貨で円ってお金なんだけどそれで598円という大変安い金額でした」
「へえ」
まあ、俺は特に金がかかった訳では無いけどね……。
「それってこっちだとどのくらいなんだろう?」
と言われたので
「(銅貨10枚で100円というくらいなのかそこが少し分からないからなんとも言えない)」
なんやかんや会話して
ピッツァを皆で食べることにした。
「あむ……!?」
「あむ……うんん……この味……懐かしいわ」
濃厚なチーズの味わいとトマトの酸味とピーマンの苦味がマッチしてそれはそれは
芳醇な味わいで皆が味の虜になるのであった。
「美味しいである!」
「美味しい!」
マチルダ、アマンダ、リュー達子供達も
「「「おいちい!」」」
と言う。
ピッツァは大変好評でした。
また作ろうかなと思いました。
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