80 火曜日の朝裏庭とあずき豆を煮る
一日が過ぎ行く
火曜日の朝
朝食を食べ終え
今日はエリクスと裏庭の草むしりから今日の一日の業務が開始される。
今日使う分の野菜類と果物類をコンテナに入れ
家に持ち帰る。
そしてまた裏庭で
今度は鍬を持って少し耕す
『この場所には大麦!』
『この場所には小麦!』
と願う。
そして昨日作成開始していた
あずき豆を回収し
家に入る。
勿論雨は2時間ほど願った。
そして鍋を用意して
あずき豆と上白糖、水を鍋いっぱいになるまで入れ火にかける。
あずき豆が煮えてくる。
軽くだけヘラで掻き回す。
そしてまたコトコトと煮込む。
これの繰り返し
そうしていくとだんだんとあずき豆がふにゃふにゃになって水分も少し粘りが出てくるようになる。
(あと少し煮えたらほぼ完成系だがまずは現在の状態を味見だな)
たしかあずき豆を煮る時
上白糖もそれは必要だが
実は塩もごく少量ではあるが必要なのである。
味の引き締め効果だったかな
そんな感じに和食系というか和菓子系は砂糖と塩は切ってきれない縁で結ばれているらしいのだ。
「あむ…………スッキリしない感じだ甘いのはあるけど……塩を少し入れてみよう」
ほんのちょっぴりの塩を入れてみた。
そして少し混ぜ
また試食する。
「あむ……おお!……さっきより……スッキリする感じがする!!」
あずき豆のとろ煮の完成である。
これをさらに煮詰め水分を飛ばすと
餡子になる。
それを見ていたメセタはまた
「こらあ!!我が君!!また自分だけずるいですぞ!!」
と高速に尻尾を振るう高速狼がそこにいた。
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