スパイだって結婚したいッ
七七七@男姉
ミリンダ・セブンアップ・クヌギ
「ななな、なにッ…けけけ結婚ッ?!」
その日その時、ここWIA(ワメリカ合衆国情報局)アイウエオ州支部部長ドナルド・コールドマンは、思わず椅子から転げ落ちました。
一方、
「はい。この度、当局エージェント、私ミリンダ・セブンアップは晴れて結婚。で、ミリンダ・セブンアップ・クヌギとなりました。どぞよろしく」
重厚なデスクを間に、すくと立ち尽くした姿。その長い髪色同様、ブラックスーツの若きクールビューティーが、コールドマン氏とは対象的に淡々と返します。
「あいや、結婚って…仮にもスパイ(本作では、エージェント=スパイとさせて頂きます)たる者が…」
ようやく椅子に復帰。こちとらグレーのスーツ姿の中年ダンディが、なにやら呟くように。
「…って、クヌギ? となると相手は…」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます