リガルドへ

今日はこれからリガルドに向かう。リガルドまでは丸1日かかる。間にいくつかの町があるが、森がなく、危険な魔獣がいないため、冒険者ギルドがないらしい。だから、特に留まることをせずに向かう。 だが、暇だ!! 景色も特に変わることがないため、初めは魔術の本を読んで過ごしていたが半日程で読み終わり、飽きてしまった。ルーンはずっと眠っている。あと半日何をしようかと考えていたところ、せめてスマホがあればなあと思いたった。そして創造魔法で試しに生み出してみようと思った。


正直スマホの構造は全く分からないが、とりあえず見た目と機能だけをイメージしてみた。するとできた!!


電源もつき、作動もする。完成したようだ。なぜ作動するんだ?この異世界、電波なんてないし、普通繋がらないはずなんだが…。魔力で補ってるってことか?まあなんにせよ仕組みはよく分からないができた!!

しかし異世界でスマホ持ってたら絶対変だよな…。これは後で1人のときにこっそり使おうと思って、しまうことにした。


だが連絡が取れる道具は便利だ。この世界では通信魔導具と呼ばれ、かなり高価なものだ。前世の価格で言うと、100万円ぐらいする。そんなものいくら貴族でも普通は持てない。持っているのは高位貴族のみだ。今度はそれを作ってみることにした。形も何も見たことないからな。完璧な想像でしか作れない。丸いイメージがある。とりあえず何となくでイメージしてみるが、さすがにできなかった。


想像を徐々に膨らませていき、ついに完成した!! 販売されているものがどんなものなのかは知らないが作ることはできた。


だが、よく考えてみたらこの魔導具って離れている人に連絡を取るようだよな。リナも常に側にいるし、わざわざ連絡する人いなくないか?早く気づけば良かった…。まあ、暇潰しにはなったしいいか、と考えることにした。


そして、そうこうしている内に到着した。リガルドだ。

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