【200字小説短編集】小さく灯る

お題【迷信まみれの道標】、【空を飛ぶ島】、【かする】

空を飛ぶ島へ辿り着くと、これまで何人もの冒険家が旅立った。けれどまた誰も、辿り着けていない。

迷信まみれの道標は難解で、でも手がかりはそれしかない。本当の道標はこうなんじゃないか、とみんなが悩み、考えた。

だからきっと僕は運が良かったのだ。僕の考えはきっと真実にかすっていた。

雲の海原に浮かぶ島、それはきっと目指していた場所。

感動はすぐに次の好奇心を呼んだ。なんとしても上陸、したい。