お題【純白のランプ】、【予言をする】、【からむ】

予言をすると評判の娘の元を訪れた。屋敷の奥に通される。薄い布が幾重にも垂れ下がる中、娘の影だけが浮かび上がる。

「あなたにからむ呪いを解くなら純白のランプを探しなさい」

言葉はそれだけだった。純白のランプがどこにあるのか、なんなのか、説明はない。

それでも、と袖を捲って自分の腕を見る。びっしりと蔦が絡むような呪いを見て、純白のランプを探す覚悟を決めた。なんの当てもないとしても。

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