お題【微笑みの魚】、【危機に瀕した】、【喜ぶ】

ひどい嵐の次の朝、漁師の男は岩場に打ち上げられている女性を見つけた。慌てて駆け寄って助け起こすとその下半身は魚だった。人魚は微笑みの魚と呼ばれ、近づいてはいけないとされていた。それでも危機に瀕した様子に放ってはおけなくて、男は人魚を介抱した。目を開いた人魚は喜ぶように微笑んだという。そして、男にしっかり抱きつくと、海の底へと連れていった。

微笑みの魚には近づいてはいけないよ。

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