第10話

どうしよう、あれは・・・最悪・・・も・・・


ずっと、下を見ている。


周りにいるクラスメイト達も気がつき始めたようだ。


そして、扉は囲まれている。


確実にピンチだ。


俺は考える。


こういう時、漫画とかで有名なのは自分が目立ったり、してしまったことを隠すこと・・・


「・・・」


そういえば、有名なやつがある。


俺はロッカーを見る。


だが、ない。


いやある!!


「風さん!!」


「・・・ゆ、優」


やばい、もう泣いているし、


「とりあえず、ジャージ貸すから!!はい」


「えっ??」


俺はジャージを渡した。


そして、ロッカーに風さんを詰めた。


「ふぅー、悪いけど、帰ってくれない」


ロッカーの前で俺はしゃがみ、背中から流れてくる何かを抑えていた。


他クラス「・・・でも、そいつは」後輩「そうですよ。幾ら先輩とはいえ」


良かった、気がついてない。あと風やこのクラスの人達は敵でも俺は敵じゃない認識らしい。


優「頼むよ」


そう言うと、文句を言っていたら人達が離れはじめる。


「ふぅー、」


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