第4話

学校に着くと、今までとは別世界。


なんと言うか静かだ。


前なら入った瞬間に物を投げつけられたこともあったので、今の落ち着いてる空間が少し変に感じる。


「・・・あ、ゆ」


今、また春に呼ばれた気がしたがすぐに言葉が止んだ。


まぁいいや。落ち着いて過ごせるなら、それで


________



つか休み時間に本が読めるじゃん。


前なら本に水を掛けたられたとこもあったけど、今なら楽しく読める。


・・・いやぁー、面白いな。


________


夏視点


優に助けてらて、私はアイツに一生分の恩を作ってしまった。


恩人なんだ。


もしあいつが止めてくれてなかったら、私の家族まで大変な目にあっていだろう・・・

 

ありがとう、優。


まだ謝れないけど・・・いつか恩を返すから


 


そう思っていた。夏だったが


優、楽しそうに本を読んでる。


『そんな本読んでるの、キモ』


そう言いながら、本を取り上げて、笑いながらゴミ箱に捨てたことがあった。


「・・・」


ごめん、優。もうあなたの楽しみをこれからは奪わないから


よろしければ星をお願いします。星の半分の話数を目指します。

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