第2話『敵に塩送る豪傑ATSUSHI』

「経済! 経済! 経済!」

「減塩! 減塩! 減塩!」

「大事なことなので三回言ったぞ!」


「異議ありッ! 逆転裁判開始ィ!」


「はぁ? 誰おま?」


「我が名は、塩送りの豪傑ATSUSHI」


「はい? 亡命者連合の方ですか? お引き取り願いますぅ」


「だが断る! 塩を送る!」


「いや、いらんです」


「塩塩塩塩塩塩塩塩塩塩塩塩塩シオォ!」


「めっちゃ塩送るやん……うち、血圧下げたいんで、結構ですわ」


「貴様! 良質な、塩を取れ!」


「だから、高血圧なんで、結構ですぅ」


「だからこそだ!」


「はいぃ?」


「良質な塩はマグネシウムたくさん!」


「だ・か・ら?」


「マグネシウムは筋肉を弛緩させる!」


「で? わい筋肉緩める必要あるんか?」


「そうだ!」


「説明しろ」


「動脈は筋肉だ!」


「そうなん?」


「ソーナンス!!」


「からの?」


「マグネシウムで、筋肉ムキムキな動脈が緩む!」


「ほんで?」


「ゆるいと圧力低下だ! わかったか?」


「ざわざわ……ざわざわ……」


「マグネシウムないと、筋肉動脈ギチギチで高血圧まっしぐら脳出血鮮血ブシャアアズナブルだ!」


「ふむふむ……」


「良質な塩だぞ! SAY SAYしまくってる、塩化ナトリウムばっかのやつはバッカモンだぞ!」


「御意」


「成分表示をちゃんと見よう! 良質な、マグネシウム多いやーつだぞ! わかったな!」


「塩血いたしました!」


「ではまた!」


シオニスト 塩にストゼロ NATO無理

天下平定 裁判閉廷


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