センチメンタル

センチメンタルは朝か雨の夕方

日の光は遠くて

どこか冷え冷えとするあの青い空気

静けさに染まった白い壁に

背中預けて膝を抱く

冷めた爪先見つめて

寂しかったりする

哀しい感情が心の中で飽和して

でも

こぼれ落ちたりしない

そっと

心の中を満たしてゆくだけ

そして

そんな時間は

どうしても大切で

騒がしい今日が

眩しい明日が

やって来るまでのほんの僅かな時間に

僕は立ち止まる

佇んでいる

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