第一章 特別クラス編入

 受験の合格発表から2週間が経ち、あたしは、入学式に来た。あたしは、学校の先生から、「あなたは、あちらの方へ行ってください。」と皆とは別の方の教室に案内された。あたしは、Zクラスというクラスの前に連れて来られた。あたしは、「ここはどこですか?」と、先生に聞くと、あたしをここまで連れて来た先生は、あたしに対して急に態度を豹変し、乱暴な口調で 「ああ!?ここはなお前らみたいなやつが、いっぱいいるくらすなんだよ!あぁもうここから離れたい!」と先生にあるまじき態度であたしに言ってきた。さっさと行け!と先生に言われ、実際に入ってみるとおぉ本当だ。皆と違う見た目の人がいた。いわゆるハリウイルスの感染者だ。入口から近い奴から見ると、そいつは下半身が腐敗していた。さらに見回してみると、目が片目ない子やオッドアイの人など、沢山のやつがいた。あたしがそんなふうに皆を観察していると、話掛けられた。 「あんたがこのクラス、最後に来たやつね。私は、人峰金夏よ。よろしく。」

「あぁ。よろしく。橘侑李だよ。あたしが、最後ってゆうのはどうゆうこと?」

「ええ。さっきあの先生がさっき言ってたけど私達は、ハリウイルスの患者だけで構成されたクラスなのよ。あんた聞いてないの?…それで、あんたはどんな症状なのよ?私達と同じように目立った外傷はないようだけど?」

そ、そうだったのか、知らなかった。にしても、あの間はなんだったのだろうか?なにか知ってることでもあるのかな?あたしは、人峰さんを見ることにした。彼女は、腕が、片手ない人だった。あたしは、正直に自分の症状のことを話すことにした。

 「あたしは、性転換。6年前いきなり、男から女になった。つまり、元男ってこと。でも、あたしにはもう男ってゆう意識はないから。別に女のことはいやらしい目では見てない。むしろあたしは、元男だからって男から変なことされそうになったりされてるから。あたしは、男が嫌いだから。」とはっきり言った。周りの奴は、あたしを驚いた目で見ていた。そんな中、皆とは違う視線を感じたからそっちの方を見てみるとあたしを視ている子と目があった。

「あのさ。ずっとあたしの方を見てるけどさ。君だけさ、皆と違うんだよね。視線が。何かな?あと、名前はなんて言うのかな?」

 「わたくしは、伴野叶。あなた。元男なのよね。なのになんでこんなに、女の子の生活に順応してるのかしら。と思ってただけよ。」

「あっはは。これは、まぁあたしの努力かな?ネットで化粧とかファッションとか調べてさ。」

彼女は伴野叶。後のあたしの相棒だ。それが、あたしと彼女の出会いだ。

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