グリーン

第6話 自宅待機 チーム崩壊？

夏希たちは校内での調査を続けるため、学校に行くものと思っていたが、到着すると校門の前で驚くべき光景が待っていた。

校門の前に立つ校長の姿が目に入り、彼らは不審そうに顔を見合わせた。

夏希：「校長先生、どうしてここに？」

校長は深々とため息をつき、悲しそうな表情で彼らを見つめた。

校長：「私の指示により、あなたたちは今日から学校内には入れません」

夏希たちは驚きの表情を浮かべ、彼の言葉に戸惑った。

夏希：「えっ、なんでですか？」

校長：「あなたたちの行動が学校の秩序を乱すものだと判断しました。私たちは保護者に連絡し、自宅待機を命じることにしました」

彼らは校長の言葉に困惑しながらも、校内に入れてもらえない事実を受け入れざるを得なかった。

夏希：「でも、私たちはただ…」

しかし、校長は彼らの言葉を聞くことなく、校門を閉じてしまった。

夏希たちは呆然と立ち尽くし、自宅に戻る途中で彼らの心には不安と疑念が募っていった。これからどうするべきか、彼らの心にはまだ答えが見えなかった。

夏希たちは再び夏希の家に集まり、次なる行動の方針を話し合っている最中、山田から意外な提案が出された。

山田：「みんな、実は…僕とさくらはもう秘密結社の活動を続けることができないんだ」

夏希たちは驚きの表情を浮かべ、山田たちの言葉に戸惑った。

悠真：「えっ、なんで？」

山田：「実は、家庭の事情でバイトをする必要が出てきたんだ。それで、学校との両立が難しくなってしまったんだ。親はバイトを優先させてくれるから、秘密結社の活動には参加できなくなったんだ」

夏希たちは山田の言葉に納得しつつも、さくらの意見を聞きたいと思った。

夏希：「さくら、君はどう思う？」

さくら：「私も家庭の事情があって、進路に集中することになったの。ごめんね、夏希」

夏希：「わかったわ。みんなのこと、大事にしてね」

悠真：「でも、せっかくみんなで始めたんだから、僕たちで校長の秘密を暴く方法を見つけないと」

夏希：「そうよ。君たちが抜けても、私たちは彼らの代わりに頑張るわ。山田、さくら、安全第一でね」

山田とさくらは頷きながら、秘密結社の仲間たちに幸運を祈るように微笑んだ。彼らの決断がチームに大きな影響を与えることになることを、夏希たちはまだ知らなかった。