廃人なっても自分忘れず。

陰と陽

俺は陰キャが好きだ。正確にはひねくれている人間が好き、何事にもマイナスに捉え、不安に満ち溢れ、時には自分にとって都合のいい解釈ばかりする、反対に陽キャとは神を信仰する信者に近い。そもそも陰と陽では前提が違う、陽は全てが都合がいい、陽は親が敷いたレールの上。ただただ全てを正当化させようとするその思考が死ぬほど気持ち悪い、学校などといった環境では教師のレールに、それに背いた人間を罵倒し、貶す。敷かれたレールだけをただただ走り、脱線することも無くその生涯を終える。つまり一方通行である、その点陰は敷かれたレールにも様々な分岐点があり、時には脱線もする、がそれでいい。俺理論人間1人残らず堕ちれば良い、堕ちている人間ほど魅力的なものは無い、何故ならば既に失っている人間だからだ。失っている分、ドン底にいる分、それ以上のマイナスは無く、その気になれば上しか見れない、プラスでしかない。よく聞く。元半グレが更生して真っ当に生きると、周りも評価する。それは何故か？基本ベースの違いなのである、基本ベースが低い分、常日頃から真っ当に生きている人間が普通な事でも、元半グレの場合過大評価されるのだ。その分普通は損をする。がしかし、ドン底に居た人間が普通になる。｢普通を上回る｣、陰が陽を上回る。勝っている、陰キャと半グレでは違うのでは？という意見が上がると思うが、今回俺が一貫させているのは｢道を脱線している｣などといった観点だ。要するに敷かれたレールの上しか走ることの出来ない操り人形さんは未熟である