第10話 水の街アルカンディア防衛戦
『緊急事態発生 緊急事態発生 現在アルカンディアにて飛龍及び小型の魔物に
その艦内連絡を聞いたアーニャはすぐに吊るされている飛行艇に飛び乗り
機内の機器を確認、起動する。
エンジンが規定以上に達するのを確認したアーニャは無線で出撃許可を申請する
「出撃要請....アーニャ・マンネルヘイム、出撃します」
「了解、アーニャ・マンネルヘイム、出撃を許可する。」
アーニャの飛行艇は格納庫から飛び出し、翼を素早く展開すると先に展開していた6機の僚機と共に編隊を組みアルカンディアの方向に機首を傾ける
「スオミ小隊各機に告ぐ、アルカンディア到達後
「「「「「了解!」」」」」
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水の都アルカンディア
第23号支部
「ツェッペリンに連絡はついたかハインケル!」
水の都アルカンディア黒手組第23号支部では銃声と共に飛龍に対する怒号や市民の悲鳴が響く中、避難して来ている市民を守るべく支部所属の人員に死守命令が出されていた。23号支部の副隊長ハインケルはツェッペリンに向けて救援要請をした後、支部施設の防衛戦に参加していた
「ハイボス!すぐそばに来ていたみたいで救援に来てくれるそうです」
「少しでも有利になる様に予備戦力も投入する、行くぞハインケル私に続け!」
黒手組構成員に配備されているライフル型魔導銃、その砲撃戦カスタムを手にした支部長のアラン・フォン・ヴィッカースは近づいてきたホーンウルフに向けて対魔弾頭を叩き込み左手に持った
アクアスパイダーに直撃した
「了解、第二小隊は戦線に復帰し応戦せよ」
排除した後、上空で旋回している飛龍に向け徹甲弾頭を叩き込むが強固な鱗に当たりかすり傷も付くこともなくダメージを与えられず膠着状態に陥っていた。
「やはり飛龍相手に
「せめて対空魔導砲があれば...」
そんな声が防衛隊の一部から聞こえてくる中1人の隊員が街に向かってくる飛行体を確認した
「敵の増援?いや...あれは....スオミ小隊だ!」
戦場に現着したスオミ小隊は
飛龍の角は感覚機関を兼ねている為一つでも失うと飛行ができなくなり直ぐに墜落してしまう。
「飛龍の角が....折れた!」
という声と同時に飛龍は地表に墜落し地表で待ち構えていた隊員によって次々に大型対魔弾頭を叩き込まれる。
「効いてる!効いてるぞ!」
「よしこれで目の上のたんこぶは無くなった、総員集結!これより殲滅戦に移行する!」
つづく
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