間話 一方その頃、オーランド王国親衛隊副隊長は
黒崎追放から数ヶ月後、
オーランド王国親衛隊本部、アームストロング副隊長執務室にて
「アームストロング副隊長、追加の書類をお持ちしました。」
副官のイレイナ・フォン・ブラウンは追加の山盛りの書類を持ちかならアームストロング副隊長の執務室に入ってくる。
「またか...最近書類やけに多くなってないか?」
もう3回目の追加だぞ?とため息を吐きながらぼやく
「仕方ないですよ、
「しかも
「俺も長年親衛隊やってるが、最近の陛下の行動はまるで読めん」
な陛下はああなってしまったのかとアームストロング副隊長は嘆く
嘆きの要因は幾つもあるが最大の要因は飯が不味くなったことだろう。
今日もあのマズイ飯を食わなければいけないのかと嘆き、ため息をつく
「一つ気になってることがあるんですけどいいですか?」
副官のイレイナは前々から気になっていたある噂を本人に聞いてみる事にした。
「なんだ?」
ペンを動かし、書類に判子を押すアームストロング副隊長。
「副隊長って確かあの人の親友だったって噂、本当なんですか?」
アームストロング副隊長は少し考えた要は表情を見せてから黒崎との関係について思い出混じりに語り出す。
「あぁ本当だ、あいつがこの国で召喚されたときからの友人だな」
黒崎が召喚されたのは大体16年前、黒崎召喚後、この国では異世界人召喚は行われていないが他国では度々召喚が行われているが殆どの異世界人には逃げられている模様...
「そんな長くからの友人なんですね。」
「俺は長年あいつの護衛をやっていたんだが、未だに謎な事があったりする、なんだと思う?」イレイナに向かって質問を投げかける
「そうですねぇ...技術の開発経路が不明なこととかでしょうか。」
「それもあるかも知れないが、1番謎なのは黒崎が一度も王宮から出ていないのに各国の要人と交友関係があった事だな。」
「外交で要人が来た時に知り合ったのでは?」
とイレイナは言うがアームストロング副隊長は違うと言う
「いや、初めてあったはずの相手でも元々知っていた様な感じで喋っていたから違うと思うが....」
元々知っていたと言うことは....つまり...
「そうなんですね。っと自分もまだ仕事があるんでした、では失礼します」
「あぁ...」
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