ぼくの日記
酔夢 譜
プロローグ
これは、ちょっと前のぼくの話。
真っ白だった。無垢で、高潔な、純白。だからこそ他の色を拒む白。昨日の雲ひとつない晴れた青が嘘みたいだった。
「どうしたの?」
ぼくの目の前に真っ白な雪を拒むひまわりの黄色。あたたかい笑顔。求めていたものだ。一瞬、なにがおこったか分からなかった。でも、助けて欲しくて、あたたまりたくて、つい返事をしてしまったんだ。
お母さんとはぐれて、ひとりぼっちなの。寒くて、怖いの。助けて。
「迷子かぁ…そうだよね。寒いし、見通しも悪いし、今日はお母さん探せないなあ。」
え…
「うち、くる?あったかいし。」
あったかい…ところ?
「うん!たべものもあるし〜」
たべもの?!
「どう、うちに来る気になった?」
うん!
「そうか、なら行こうか」
そうしてぼくたちは、始まったんだ。
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作者の
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