念珠、届きけり。なまんだぶと念仏す事、いかに。

さる木曜日、念願に御座った浄土真宗本式数珠を "アマゾソ" にて贖いけるに、先ほど到着にて候。齢の数に比ぶればいとかなしき姉、其を手にとりて、「いとらうたし。吾も一本持ちて念仏してしがな」と言いけり。此の数珠、格安セール中なるも、うち劣りの外めでたにあらず。艶消し処理せされらん球の数々も、いとすきずきし。


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かなりいい加減な古語を使ってみるテスト──ではありません。


様々な宗教に、ひもで球をまとめた数珠、念珠があるようです。

いろいろな心情・そして信条の変化を経て仏教にたどり着きましたが、

僕のたどり着いたのは浄土の教えでした。特に、法然上人と親鸞聖人のお二人どちらの教えにも心惹かれます。


浄土真宗では、ガチでお念仏をカウントするより、手を通して合掌して念仏する、こちらに比重が置かれている感じがしますね。対して、浄土宗の場合はもろに(とある住職様の言葉を借りれば)「そろばん」のようにカウントする仕組みになっています(それこそ、何百万遍も!)。


これからも幻聴や幻覚といった過去からの悪魔がぼくを悩ませるでしょう。

ですが、そんなとき、できればこうありたいものです。


つまり、どこに居ても、何をしていても、姉と一緒に「南無阿弥陀仏」。これをお念仏させていただくのです。


一度。

そして、十度。

そして────。

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