第十話嫉妬してしもうたから榊原に相談してみたんじゃよ

第十話嫉妬してしもうたから榊原に相談してみたんじゃよ


ワシはやつを送り届けた翌日つねちゃんと芳恵(よしえ)がどんな感じで過ごしたのか聞くために家に向かうことにしたのじゃよ。

プルルルルプルルルル…………お掛けに

「繋がらないんじゃが……普段なら電話出る時間のはずなんじゃが」

五回ほどかけたがつねちゃんが電話に出ない。

遅くても三回までに必ず出るのがつねちゃんじゃ……まさか何者かに襲撃に遭ったのでは!?

ワシはつねちゃんの元へ転移した。

ワシが見たのは二人が愛し合っている姿だったので見えた瞬間帰宅した。

なぜじゃ心が痛い……二人は家族なのじゃかは愛し合うのも当然……じゃというのになぜ

しかし普通にハグしたり頭撫でたりしていただけじゃ、頭では分かっておる。

とうとうワシもおかしくなってしもうたのか?

「お兄さんこれで涙拭きな」

「何を言っておる。ワシは泣いてなど」

「気づいてないならいいけど、悩んでんなら誰かに相談しろよ。俺でよけりゃ聞くけど、ケータイ持ってっか?」

ワシは持っとると言って見せたら

「ポチポチっと、んこれ俺の連絡先な。あと渡したハンカチそんまま使っていいから。言ってくれりゃ聴くからよ、じゃあな」

男はそういってどこかへ去っていった。

ガラスに反射したワシの頬には光の粒が見えた。

「ワシ本当に泣いておったのか。昔も似たようなことがあった気がするんじゃがいつだったか」

ワシは思い出していた。

「そうじゃ!! ワシが幼き頃つねちゃんがワシ以外を親しくしていた時じゃ……そうかワシはつねちゃんと、もっと仲良くなりたいのじゃなきっとそうじゃ親友の上の大親友になりたいのじゃな!!」

思い立ったが吉日ということじゃし早速……何をすればええんじゃ?

稽古でも……とも思ったが、こういうのは誰かに聞くのが一番じゃ!!

先ほどの奴でも良いが今回は榊原にも聞くとするかの!!

プルルルルプルルルル

「どうしたんですか兄貴!!」

「親友と遊ぼうと思うんじゃが何をすればええのか分からんでな。それで聞こうと思って電話したんじゃよ」

「そうですか……僕は遊ぶとしたらゲーセンですね。お金を溶かしてもいいならクレーンゲームとかどうです? 兄貴が上手なら下手なふりをして下手ならその親友と一緒にどうすれば取れるかを景品を見ながら考える。そうすれば物理的ににも精神的にも近くなれると思うんですけど……どうですか兄貴?」

「その作戦で行くとしようかの!! 感謝するぞ榊原」

「いえいえそれほどでも……それでは僕は喧嘩の途中なので切ります」

そして榊原は電話を切る前に『オラオラテメェらこんなもんじゃねぇだろ!!』と怒号が聞こえて……相手に同情してしもうた

転生繰り返したワシが勝てたが強さ的には並大抵の力では勝てないのが榊原じゃからな

そしてワシはつねちゃんをゲーセン? とやらに誘うことにした。

ワシよく分からんのよなそういうのは

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