ひなぎく

 雛菊ひなぎくに くちよせ いのる きみ こひし


 .☆.。.:*・゚、


 くちびる そっと きみに寄せ

 やわらかな ほほが すぐ そばに

 もうあと少し きみに触れたい 


 あなたが もう少し 近付いて

 名前を 呼ぶわ あなたの名前


 名前を 呼ばれて わたしなら

 ひいなのように かわいい そなた

 小さな花を み取る わたし


 あなたが 呼ぶのは 誰かしら


 きみを ずっと 守りたいのに


 おまえの望みが 誰であろうと

 おまえは わたしのものよ、と 

 をここに 願いをそこに 



 .☆.。.:*・゚、


 それは叶わぬ恋なのでしょうか。

 幼馴染のあの人は、わたくしの唇を奪うことはしなかった。

 わたくしに婚約者がいると知ったから?

 あの人は、わたくしの名前を呼んでくれなくなった。

 代わりに、わたくしの名前を呼ぶのは、だぁれ?

 婚約者のかの人は、わたしの身体にを付ける。遠慮などせず。

 自分のもの婚約者であるを付ける。


 わたくしが、想っているように、

 幼馴染のあの人も わたくしのことを想ってくれていると 信じてる。

 婚約者のかの人は、わたくしのすべてを手に入れようと 希望を抱く。


 この恋は、実らせてはいけないから、花に口を付けないで。



 .☆.。.:*・゚、


 雛菊ひなぎくの花言葉


 「希望」「あなたと同じ気持ち」


 .☆.。.:*・゚、









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