わたしたちはみんな

わたしたちはみんな誰かの子どもだった


抱きしめてほしくて

ただ安心したくて

赦されたくて

褒められたくて


ちいさなわたしたちは

いつも



わたしたちはみんな誰かの子どもだった


親という存在は

ずっとそばにはいられない

いつか別れがくるということを

知ってはいたのだけれど


それでも



わたしたちはみんな誰かの子どもで

愛されたいと願っていた


ずっと

ずっと

渇きを癒すように


愛されたかった

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