午前三時の憂鬱
酷く静かな夜だ
時計の音ばかり耳につく
目ばかり冴えて
かといって
本を読む気にもなれぬ
言葉は内にばかり沈んで
形にすらならない
こんなふうに封じられては
息もできやしない
午前三時
宙ぶらりんのわたしが
空気を求めてパクパクと
そしてまた溜息を重ねる
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