苦笑
まこと薄べったくも
微かな跡を残しながら
わたしは存在している
どんどんペラペラになり
そのうち無くなりそうなものだが
溜まった澱のように
消えない残滓のように
どうにも往生際悪く
何処までもスッキリとはいかず
なんだか酷く
わたしらしい気がして
ひっそり
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