それでも、と繰り返し

汗は滲み続ける

含んだ湿気でふやけながら

細胞が悲鳴をあげる

降らない雨ばかりが

澱んで満ちて

わたしは内側から

張り裂けそうになる


歳を重ねて

失くして削られて

それでもそれなりに

知ったつもりのことが

こんなにも呆気なく

虚しさで覆われていく


居たたまれず


それでも

それでも


それでも、と繰り返し

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