想い出のしまいかた

まだ鮮やかな想い出は

眩しすぎて

輪郭が滲んでしまって

なかなか直視できない


それが優しい想い出でも

だからこそ

愛しくて切なくて

抱きしめた腕を離せない


大切なものだったから

ずっと大切なものだから

想い出のしまいかたは難しい



それを懐かしさに

包むことができた時に


想い出は心の一番柔らかな場所に


そっと、しまわれるのだろう

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