本を歩く
今日は紙の扉を開いて
本の世界に閉じこもる日
ページをめくる微かな音の他は
時計の秒針の音だけ
ついつい夢中になって
時は過ぎていく
アイスティの氷が溶けて
ガラスコップが汗をかく
ふぅっと息を吐いてから、ひとくち
そうしながらも
目は文字の続きを追っている
この至福のひととき
本の世界を歩き続ける
今夜も長い旅になりそうだ
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