第8話 インド
インドのデリーに到着した。真夜中だ。
メインバザールという大きな市場にむかったが、
早速強盗にいきなり首を絞められた。
俺は伝家の宝刀(鮫頭)を振りまわして何とか撃退した。
やれやれだぜ。
さてとどうしたものか?
しばらくは市場で情報収集を行うことにしよう。
成果を得られなければガンジス川のほとり
聖地ベナレスにいいくか。
サドゥ(ヒンズー教の修行僧)を訪ねてみよう。
何かわかりそうな気がする。
メインバザールでは収穫がなかった為
蒸気機関車で向かうことにことにしよう。
奮発して個室の1等寝台(といっても4人部屋)にした。
だが個室に入るとインド人がいっぱいいた。
困ったもんだ。無賃乗車らしい彼らを追い出すと俺はベッドに腰かけて
窓から外の景色を見ていた。
すると向かい側に座っていた白人がごそごそと何かをしている。
よく見るとチャラス(大麻樹脂)をナイフで削りシガレットペーパーで巻いて
ライターで火をつけて吸い始めた。
「お前もやってみるかい?」
俺は進められるままに味わった。
インドでは法律上は禁止されてるがサドゥは警官の前でも堂々と吸っている。
この国は法律よりも宗教が優先される。
日本人の俺にとってはなんとも理解しがたいことだが。
そしてベナレスへ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます