第2話 最果ての森とフォーチューバードさんとの出会い
猫に転生してしまった私はとりあえず聖猫の力を使って周りの魔物たちから襲われても怪我ひとつないけど、なかなか不便ね、話し方自体もなぜか変換されてこんな感じになってしまうし、とりあえず、私は聖猫のスキル感知を使って周りの動物たちに世界について聞いてみましょう
感知…ねえ、あなたもし聞こえるなら私に答えてちょうだい
一羽の鳥が止まってるわ、あの鳥に聞いてみましょう、ねぇ、そこの鳥さん、あなたこの世界について教えてくれない?
ム?ワレニハナシカケテルノハ、チイサキモノカ
ナゼ、ワレトタイワガデキル?
か、可愛い見た目してなかなか独特な話し方をするのね…そう、あなたよ、私はこの世界に来た聖猫よ、ここがどこか教えて欲しいの
ワレヲミテ、オソレヲカンジヌトハ、ソナタノコトハキニイッタ、ワレハ、”フォーチューンバード”ヒトビトハ、ワレノコトヲ、コウウンノトリトヨンデルミタイダ
ソシテ、ココガ、ドコカ、ダガ
ココハ、サイハテノモリ、トヨバレテル
なるほど、最果ての森ね、この世界はどうなってるの?
うーむ、どうやら貴様とは言語が直接繋がるようだから我の言葉で話そう
この世界は女神アルテミシアの世界で
今貴様がいるのは最果ての森、そして世界は四つに広がってる
赤の世界、緑の世界、青の世界、黒の世界
そして人間は、それぞれに王を立ててるそうだ、我には関係ないことだが、貴様のことを気に入ったので、それぞれの国の名前を教えよう
赤の世界ニブルヘイム、緑の世界リーフウィップ、青の世界メルクリア、黒の世界ハデス
それぞれこう呼ばれてる、特に黒の世界は魔王なるものがいるらしいが我はそこに行ったことがない故知らんがな
そしてもし貴様がこの最果ての森を出るとしたら
この場所は明かしてはいけない
なるほど、フォーチュンバードさん、ありがとう
この世界を理解できたよ、最果ての森はどこに位置するの?
それは話せない、貴様が全ての世界を知った時最果ての森の場所も明らかになる
ただ、始まりが最果ての森に貴様は幸運に愛されてるようだ、今後貴様が困らないよう我が力を貸そう、”幸運の寵愛”を授ける
ありがとう、助かった、私はこれからこの世界を見に行くとしますね
貴様とまた会えることを楽しみにしている、貴様の冒険に幸あらんことを
フォーチュンバードさんはそう言ってどこかに飛び去って行った
さて、ここが最果ての森だと言うことはわかったけど、どこを目指すべきか、これから考えてゆっくりいきましょう
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます