第40話 とある小売店のとある先輩

 私はある小売店で働いています。全国チェーン店の大手で、関西にも関東にも店舗があります。

 人間観察をやっている暇は無く、お仕事中は集中します。

 ですが、意識されています。もうこちらが気づいていないふりをしていることをそろそろ自覚して欲しいです。


 先輩アルバイトさんで、まぁ語弊を恐れずに言ってしまうと男版お局さん。一番年上でこの店の事なら何でも知っている事情通であると思っておられる先輩です。

 他のアルバイトさんや年下の社員さんには強気に話しかけにいくけど、強面の先輩社員さんには話しかけに行かない人です。


 一度「最近慣れてきたか。なんでフルで働かないのか」という指摘をされ、頭を下げたのですが、分かってきたことがあって。

 関心を持たれている人物には話かけに行けないのです。挨拶です。挨拶をすると普通の人は関心を持ってくれます。


 今日もタイムカードの前で待っていました。

 明日もいると思います。勘弁してくれ。

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