Webアプリを作ってみよう

@bokunosimobe

第1話 Webアプリとモバイルアプリの違い

まずWebアプリとモバイルアプリという用語について紹介します。


Webアプリは、このページのようにWebブラウザで開く事の出来るアプリです。中身はHTMLファイルとJavaScriptファイル、CSSファイルと言った普通のWebページと変わりありません。


モバイルアプリはApple storeやGoogle Playからインストールするアプリです。


この2つは違うと言えば違うのですが、モバイルアプリの作り方の一つとして、Webアプリを作ってから、これをiOSアプリやAndroidアプリに変換するやり方もある訳です。


私もこの方法で習作的なアプリをいくつかGooglePlayで配信するところまで行っています。


ただし今回は以下の理由からモバイルアプリの作成には踏み込まない予定です。


1.Webアプリの配信は面倒かつ無料ではない。


 ここで言う面倒はアプリストア用のスクリーンショットを用意したり各国の法令に準拠していることを示すためにたくさんの質問に答えたりという事です。質問によっては何を聞いてるかを調べないと回答できない事もありました。(何が判らないのか判らないと言う奴ですね)


 金額についてGooglePlayの方は一度のみ(その時は2千円程度だったと記憶しています)払いますが、聞いた話だとAppleStoreの方は年幾らと言う形だったように思います。


2.継続的なメンテナンスが必要


 新機能をつけろとか言う話ではなく、割と頻繁に規定が変わったというような理由で対応する事が求められます。


 もちろん多少の猶予期間はあるにしてもWebアプリの部分以外だけを直すのは正直やりたい作業ではありません。


3.変換も面倒


 何も考えずに一発でWebアプリからモバイルアプリへの変換が出来るという事は無いにしても、慣れれば作業としてこなせるかもしれません。


 しかし変換にかかる時間は小さなアプリであっても長いです。(見てるだけではありますが)


 対してWebアプリの修正は、ほぼすぐに行えるので時間的なストレスはまずないかと思います。


4.場合によっては手持ちの知識では間に合わない


 前述のようにWebアプリからモバイルアプリへの変換はほぼ問題なく行われるかもしれません。


 しかし、例えばセキュリティ上の理由で、これこれの部品を組み込めなどと指示されたりする場合の対処は容易ではないかもしれません。



いずれにしてもモバイルアプリの作成は、私にとっては作る喜びがほぼ無い作業になりますので、他の方に薦める事は出来かねます。


逆に、覚える事がたくさんあるにしてもWebアプリ作成は楽しめるのではないかなと思いますので、この機会に是非挑戦してみて頂ければと思います。

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